朝、学校へ娘を見送ると近所の人に会った。話をしているうちに庭の草花をくださることになった。もどって家を片付けて、しっかり作業着に着替えて向かった。庭にはさまざまな草木花が茂っている。
無造作に通路にでてきてしまった花や草をッスコップで掘り起こしてくださった。あっという間に自転車の荷台は花で一杯になった。
昨日草刈りをしようとおもったが見なかったことにしたのでどこにも植える場所がない。つまり草をどけないとなにも植えられないのだ。
鎌をもって雑木の下やアプローチのまわりのシロツメクサを刈り取る。曇り空だが蒸し暑く、汗がどんどん出てくる。こんなに汗がでると気持ちがいいっていうくらい。
でも汗は気だからあまりたくさん出してしまってプールのあとみたいになった。
朝9時前にもどってきてそこから草刈りだけで気がつけば10時をまわり40分だった。隣のひとに水は飲んだか?といわれて家に入って水を飲んだらそんな時間になっていることに気がついた。
そこからは刈り払い機で歩くところや気になる芝を刈って行った。もうお腹がすいて脇腹がいたくなったので家に入ると昼前だった。
朝から水をコップで8杯ものんだ。体重計は変わらないからたぶん、そのくらいの汗がでた。
おー、今日はよく身体を動かして働いたぞ
とおもって二階にあがり、庭をみると
あれ?かわらない、草は相変わらずのボウボウに見える。
庭に降りてよく見ればいままで生えていたところに新しく野草を植えたのが見える。
でももう一度二階のデッキからみえればあれだけ刈り取ったはずの草は確かにないのだけれど、やはりボウボウした庭にしかみえないのだ。
なんだか人生ってこんな草刈りみたいなものかな?って思った。
地上にいる間は生活して働いて仕事して走り回って、っていろんなことして自分が成長するにつれ、歳を経るにつれ、時代も様子もいろいろなものが変わっていってる気がする。けれどあっという間に天上にいって下を眺めれば、なんのことはない、自分が地上に降りて来たときに見たのとたいして変わらない風景が広がってる
ふと、ああ、、そんなんかな人生なんて
草刈りみたいな人生
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