今日、5日は防災の日です。この地域だけなのかもしれませんが、5日は防災の日です。
小学校の避難訓練に行って来ました。小学校は海から5キロ弱離れています。標高は10めーとるちょっとといったところ。大きな地震が来たときにひょっとしたら津波が来るかもしれない、という高さにあります。小学校から歩いて5分ほど。600メートル離れたところにあるお寺がそうした時の避難場所としてもうけられています。
今日はまず震度6の地震が来た想定でおこなわれました。
一次避難
机の足をもって、机の下にもぐる
二次避難
余震による校舎の被害を想定して校庭へ避難
三次避難
津波を想定して高台のお寺へ避難
子どもたちは高学年、低学年のペアになって手をつないで歩きました。
手をつなぐのは友達の異常にいち早く気がつくためだそうです。話をせずに歩くのが基本ですが、6年生は1年生にはげましの声をかけていたそうです。そうした臨機応変さも非常時には必要ですね。
お寺に到着しました。
私は小学校から震度5以上のときの対策について手紙をもらって、部屋にはっていましたが、どこにその寺があるのか実際に歩いたことがありませんでした。
今回、こうして同行させていただく機会に恵まれ、避難までの学校の誘導のしかたや、避難場所となった寺の確認、ご住職のお顔を拝見し、校長先生や防災主任の先生のお話を伺って良かったと思いました。
いま、各地の小学校では「走る」ことを重点的におこなっているという話をききました。近くの小学校でも坂をかける訓練、距離を走る訓練をしているそうです。それは津波からより早く逃げるためだそうです。いままでの体育は体力向上や他の学校より早く走るための競技として行われてきましたが、これからは命を守るため、こうした非常時により早く逃げるためということもあるんだよ、というお話をされていました。
私もこちらに越して来て、車ばかりの生活、坂のない生活になり、ときどき都会へでむくと足腰が弱くなったと感じます。
避難するときの子どもたちの足取り、とても早かったです。
私は早足の方でしたが、それでも早いぞ、と思うくらいのスピードです。
これは子どもたちが毎日3分間、中休みに走り、3年生からは学校へつくとそのままランドセルをおいて校庭を3周から5周走り、部活の前にも走り、と学校が指導してくださっているおかげだとおもいました。ある程度の権威がこうした働きかけをしないかぎり、この歳のそして私もなかなかこのように鍛えられません。
避難訓練が終わり、休み時間の職員室で先生たちが避難の方法や、もろもろについておしゃべりをしているのが聞こえて来ました。そうした会話がなされていることもうれしいなと思います。
各クラスには防災バックが用意されています。そこにはジャケット、雨具、レジャーシートやエマージェンシーブランケット、簡易寝袋、ホイッスル、水、飴、ばんそこう、ライトなど一通りのものが入っていることを紹介していました。
すぐに持ち出すことができるその意識がありがたいと思いました。
家の防災バックも用意してありますが、また季節が変わるので見直そうと思います。
境内は杉の木や雑木があって、涼しかったです。木陰は本当に天然のクーラーです。
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