幼稚園のバザー

娘の通っていた幼稚園のバザーに行きました。そこはNPO法人でしたから、政府からの補助金などもなく、こうしたバザーや会員費、勉強会の会費などで運営費の補填をします。それがとても重要な資金と気持ちとになるのです。

 

もう知っているお母さんもそろそろいなくなるのと、来年はどこにいるのかもわからない時勢なのでみんなの顔を見たさにでかけました。

 

バザーと言っても石けんとか洗剤とか砂糖とか家庭にあるものを供出する小学校のバザーとはちがってどれもこれもお母さんや卒園父母の手作り。しかもこれ以上ないという最高のものばかり。でも作れるものばかりでなかなか今までは「もったいない」と手が出なかったのですが40になり、バザーの意味を考えるとここで節約してしまっては意味がない///買い物してみました。

がんばって、がんばってやっと必要なものをちょっとだけ買っていたのが今まで。

今回はずいぶんと自然にできましたが、やっぱり写真のこれくらい。

「お金がないから今年は五千円まで(←わたしにはたまげる金額!)」なんていってどんどんかごに商品を入れてレジでは計算もしてないのに4940円お買い上げして行く友達は毎週教会に通う信仰のある人。やはり根っこが私とは違うなといたく感心しました。

 

娘ははじめこそ、幼稚園のお母さんが作った食べ物に嫌悪感をむき出しで「いらない」「たべたくない」の連発でしたが、どんどん場の雰囲気が彼女を元に戻したのか、つぎつぎと5回もレジに。焼き菓子ばかりでけっしておいしそうな丁寧な素材でつくられた丁寧な食事物には手を出さず仕舞いでしたが、かなりの出費をしました。魚釣りも三回もしたり、どんぐりをやまほど袋につめて買ったりとけっこう楽しんでいました。どんぐりだって、拾って冷凍して湿気がでないように何日も干して磨いてピカピカです。そうした姿勢をやはり私は輝かしく思います。

 

運営委員でもあった主人は雨がふってきた庭でのゲームの屋根になるようにビニールシートをキウイの棚の上に掛ける作業をしたり、働きを残してきました。

 

私と言えば幼稚園のお迎えのときに右左のお母さんとちょっと会話するっていう懐かしい感覚を十分に堪能。なんだかそのくらいの会話がいまちょうど良かったし。(っておしゃべりしただけ)

 

 

ひとつ学年が前後したお友達は私のことも娘のことも記憶の引き出しにしまったようで引き出しが開く子、まったく開かない子いました。こちらも名前を忘れてしまったり(こっちは物忘れ)

 

藍染めの紙のしおり、すてきでした。寄付をしたら持って行って良いという作品。ほかにも糸掛けグラフィックのしおりもあって。それも寄付して見本にもらったらよかったなあ、って。

こどもが3人いて、仕事もしてこれらもろもろの仕切りをして作品もやまほど作り、いろいろ意見もたくさん持っている彼女のキャパはどれだけあるのだろう。私には真似ができませんし、真似した時期もありましたが、私のもってきた使命とはちがうみたいで体ばかりに不調がでました。真似しないように気をつけないと。。。 

 

積み木とかいやらしい目でどんな仕上がりかな、なんて手にとっちゃったりしたけれど手に取ったものはどれもきれいでした。

 

ひさしぶりに見る市販の毛糸は私にはもうあわないな、とこのごろ感じます。

とても冷たく思うのです。できた作品をみてもきれいではありますがなにか画一的な工場製品のような。いくら手編みでもなにか冷たい気持ちがします。

 

びっくりするくらいきれいに染められた何色もの絹や羊毛がたくさん並んでいました。

友達につむいだ糸を染めてもらいたいな、と思いました。

 

卒園してから3回目のバザーでしたが、今回のバザーがいちばん居心地がよかった。血相を変えて手しごと品を買いにくる人の勢いがなかったからかな。みんなとてもおだやかで落ち着いていて気分がよかったです。でも私も遠くでみやることができるようになって中がなにか変わったのだと思います。

 

 

 

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