学級閉鎖週間も今日一日という金曜日。
本も読み終わって、古い雑誌に手を伸ばしました。
クーネルという雑誌です。その雑誌が季刊発行から月刊誌になった第一号を手に取りました。
2003.11.1号です。
表紙はロシアのおじいさんとおばあさんが仲良く寄り添っている写真です。
その中に映画の講評が見開きで記事になっているページがあります。
当時は映画と食べ物にまったく興味がなかったので飛ばし読みしていました。
見れば「アレクセイと泉」という映画。
原発事故があったあと、良く人が話題にしていた映画です。
チェルノブイリから180キロ。風のむきで高濃度になり、住民の移住が求められた場所です。
そこに55人の老人とたった一人の若者が残ったというドキュメンタリー映画。
不思議なことに高濃度に汚染されている土地にあるその泉は放射性物質の検出がなく、水道のないこの村では四季を通じてこの泉の水を生活のために汲んでいる、ある人はかごを編み、あるときは冬に備えて薪を準備する、そういう映画のようです。
2002年の映画です。今、老人とアレクセイはどうなったのかな、と思いました。
追記 2014.3にこの映画のDVDを購入しました。良い水が手に入らないものかと思案していたら、大村祐子さんがこの映画の話を思い出した、見てみたらなにかヒントがあるかも、と教えてくれました。
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