クッキーの味

娘が小学校にあがるまえはおやつは作っていた。袋菓子は与えたことがほとんどなかった。

そんなレシピをつかってひさしぶりにクッキーを焼いてみた。

幼稚園で出している「おやつの本」より青のりクッキー。

青のりはなかったから宮古島で買って来た青さをすり鉢で擦って、

その他の材料は

小麦粉

水かリンゴジュース

それだけ。

市販のクッキーを見ればわかるがスーパーの棚にならんだクッキーで家庭で再現できる材料でつくってあるものは全くない。

 

作り方も単純。

粉類を混ぜて、油を手ですり合わせながら粉にコーティングしていくと焼いたときにさくっとする。それから水分をさっくり混ぜてこねない。まとめるだけにして、なんどか重ねなおすと層ができる。しばらく置いて生地をなじませて、薄く伸ばして型で抜いて焼く。

少しのコツがあればできる。

でもどの行程を省略してもさくっとはしあがらない。板みたいになるだけだ。

 

ちっとも甘くない物ばかり。それで焼いたあと暖かいうちに味見してもおいしくない。

何度食べ直してもちっともおいしくない。

娘にたべさせても「おいしくない」という。

味覚がすっかりもどってしまって、こうしたものが美味しくなくなったと思った。

ワークショップの話のネタとしてお茶請けに持って行こうとおもったが、これは無理だと思った。

 

翌朝食べてみるとおいしい。

娘がたべても「おいしい」

という。

 

味が落ち着いていた。

 

ともあれ、こうしたものは時間がかかる。

食べるのにも味がわかるのにも、市販のクッキーのように口に入れた瞬間に味が広がるでないので

噛まないとわからない。

一度や二度噛んだところで味がわからない。

三度、四度噛んでようやく唾液と混じったところで味がでてくる。

だって甘くもないし。

 

ワークショップには2歳にならないお子さんが二人いらしていて、手にとった。

緊張する。子どもは正直だからね。

 

食べた。手に持っているのにもう一つ取るのだといって泣く。

よかった。

 

そんなクッキーでした。

 

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